新幹線にスノーボードを持ち込もう!知っておくべき知識を解説
スノーボードシーズンやってきました! 新幹線を利用して快適にゲレンデまで移動したい方も多いでしょう。
しかし、「スノーボードを新幹線に持ち込むにはどうしたらいいの?」と疑問を抱く方も少なくありません。
本記事では、新幹線へのスノーボード持ち込み方法や座席選びのポイントなどを詳しく解説します。
新幹線移動のメリット
新幹線は、スノーボード旅行において非常に便利な移動手段です。
特に、以下のようなメリットがあります。
時間の効率化
新幹線は時速200kmを超える速さで運行し、高速道路での車移動よりも短時間で目的地に到着できます。
例えば、東京から長野や新潟のスキー場まで、新幹線なら最短で1~2時間程度です。
車での移動では、渋滞や天候の影響を考慮すると3~4時間かかる場合もあり、新幹線のほうが早く着くケースが多いでしょう。
ストレスフリーな移動
車での移動では、運転手の負担が大きく、長距離移動が必要な場合は体力の消耗も避けられません。
一方、新幹線では快適なシートに座り、リラックスしながら移動できます。
本を読んだり、景色を楽しんだりすれば、旅そのものを満喫できます。
悪天候に左右されない
冬の道路は積雪や凍結の影響で、運転が難しくなることがあります。また、高速道路がチェーン規制や通行止めになることも少なくありません。
一方、新幹線は天候の影響を受けにくく、定時運行の信頼性が高いため、スケジュール管理がしやすいのもメリットです。
車で行くか新幹線で行くかの判断基準
車と新幹線、それぞれにメリットがあるため、状況に応じて使い分けるのがベストです。以下のポイントを参考にしてください。
・人数
大人数で移動する場合は、車のほうが1人あたりのコストを抑えられるケースがあります。レンタカーを利用して割り勘にするのも一案です。
一方、新幹線は人数に関わらず同じスピードで移動できるため、少人数の旅行に向いています。
・荷物の量
複数のスノーボードやスキー板、大量の衣類やギアを運ぶ場合、車であれば自由度が高いです。ただし、新幹線も荷物の持ち込みに不便はありません。
・コスト
車の場合、高速料金、ガソリン代、駐車料金を考慮する必要があります。
割高に見える新幹線でも、お得なパッケージツアーを利用すればコストパフォーマンスが高まります。
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・アクセス性
新幹線の駅とスキー場がシャトルバスなどで直結している場合、移動がスムーズです。
一方、車はスキー場の目の前まで行けるという利点があります。
新幹線持ち込みの基本ルール
新幹線を利用する際には、手荷物規定に従う必要があります。
スノーボードは大型荷物に分類される場合がありますが、JR各社が定めるルールを確認すれば安心して持ち込めます。
無料で持ち込める荷物の条件
・縦・横・高さの合計が250cm以内(長さは2mまで)
・重さが30kg以内
・2個以内
ただし、傘、つえ、ハンドバッグなどの身の回り品は個数に入りません。
また、スノーボードなどの娯楽用品は長さの制限を超える場合でも、車内で立てて携帯可能なものであれば、持ち込めます。その場合、専用の袋やケースなどに収納が必要です。
ボードケースの必要性
新幹線では、裸のスノーボードやケースに収納されていない荷物の持ち込みは推奨されていません。理由として以下が挙げられます。
・ほかの乗客への配慮
ボードケースに収納されていないスノーボードは、エッジ部分が他人や座席を傷つけるリスクがあります。
・荷物の保護
ケースに収納すれば、移動中にボードが傷ついたり汚れたりするのを防げます。特にキャスター付きケースは、移動時の負担を軽減してくれるためおすすめです。
持ち込み時の準備と注意点
ここでは、新幹線持ち込み時の準備と注意点をご紹介します。
必要な持ち物
新幹線にスノーボードを持ち込むには、適切な持ち物をそろえてきましょう。
まず、もっとも大切なのがボードケースです。スノーボードをそのままの状態で持ち込むのは、ほかの乗客への迷惑になるだけでなく、ボード自体の保護という観点からもおすすめできません。
丈夫な生地で作られたボードケースを選べば、移動中に生じる衝撃からボードを守れるでしょう。
簡単に運びたい場合は、キャスター付きのケースがおすすめです。
新幹線の駅構内は広く、移動距離が長くなることがあるため、キャスターが付いていれば移動が格段に楽になります。
また、防水性能が高いケースを選ぶと、雪や雨にさらされても中身がぬれる心配がありません。
荷物が多い人には、ウェアやブーツも収納できる大型ケースが便利です。
さらに、移動中に便利なのが持ち運び用ストラップです。
ショルダーストラップ付きのケースや、リュックのように背負えるデザインは、両手を自由に使えるためスムーズに移動ができます。
特にエスカレーターや階段を使う場合、ストラップで持ち運べると移動がしやすくなるでしょう。
事前準備
スノーボードを新幹線に持ち込む前に、適切な準備を行うことでトラブルを防げます。
まず、ボードの清掃が欠かせません。滑走後はボード表面に雪や水分が付着しているため、これをしっかり拭き取る必要があります。
乾いたタオルや吸水性の高いクロスを使い、丁寧に拭き取ることで、ケース内の湿気やカビの発生を防げます。
次に、滑走面に塗布したワックスがほかの荷物に付着しないように注意が必要です。
特に、直前にワックスを塗った場合は、スクレーパーや布で余分なワックスを取り除いてください。
場合によっては、ワックスシートを利用してボードの表面を覆うとさらに安心です。
ケースへの収納方法も重要です。ビンディングを取り外せば、ケース内でのスペースを有効活用できるだけでなく、ビンディング自体の破損リスクも軽減されます。
取り外したビンディングは、緩衝材で包んで別のポケットに収納するのがおすすめです。
ボード本体をケースに入れる際は、ストラップや固定ベルトを使い、ケース内で動かないようしっかり固定しましょう。
最後に、ゴーグルやグローブ、ウェアなどの小物は専用のポケットや仕切りを活用して収納します。これにより、必要なものがすぐに取り出せるようになり、移動中のストレスを軽減できるでしょう。
新幹線での移動時のコツ
新幹線でスノーボードを持ち運ぶ際には、駅構内や車内での移動方法にも工夫が必要です。
スムーズな移動を実現するためには、周囲への配慮と効率的な動きが求められます。
駅に到着したら、まずは移動ルートを確認しましょう。
新幹線の駅は広く、多くの人が行き交うため、混雑する場所では特に注意が必要です。
荷物が大きい場合、周囲の人にぶつからないよう慎重に動きましょう。
また、荷物を地面に置く際は、通行の妨げにならないよう端に寄せる配慮をしましょう。
階段や段差が多い駅構内では、エスカレーターやエレベーターを積極的に利用するのが賢明です。
エスカレーターでは、荷物を自分の後方に置けば安定感が増し、ほかの利用者の邪魔になりにくくなります。
エレベーターを使用する場合は、混雑状況を見て無理せず順番を待つようにしましょう。
改札を通過する際、大型荷物があると自動改札が利用しづらい場合があります。
この場合は有人改札を利用し、係員に声をかけて通行のサポートを受けるとスムーズです。
また、切符や交通系ICカードを事前に用意しておけば、荷物を持ちながら慌てずに済みます。
車内での置き方とマナー
車内では荷物の置き方が大切です。
指定席を利用している場合は、座席の頭上にある荷物棚にスノーボードケースの収納が可能です。
ただし、棚の高さや幅には限りがあるため、コンパクトなケースを選ぶとよいでしょう。
もしスペースが不足している場合、車両間のデッキスペースにケースを置けますが、この場合はほかの乗客の通行を妨げないよう注意が必要です。
車内でのマナーも忘れてはいけません。
スノーボードケースが隣の座席や通路に飛び出さないよう、しっかりと位置を調整しましょう。
また、荷物を整理する際には静かに行い、周囲の乗客に迷惑をかけないように配慮することが大切です。
座席選びと予約のポイント
新幹線でスノーボードを持ち運ぶ際、座席選びと予約の工夫によって、移動がより快適になります。
大きな荷物をスムーズに扱うためのポイントを以下で詳しく解説します。
デッキスペースの活用
車両間のデッキスペースは、大型荷物の一時的な置き場として利用できます。
ただし、ここは通路としての役割も果たしているため、荷物がほかの乗客の妨げにならないように注意が必要です。
また、混雑する路線ではデッキに荷物を置くスペースが限られることもあるため、ほかの選択肢も考えておくとよいでしょう。
また、一部の新幹線では荷物置き場がないため、注意が必要です。
指定席 vs 自由席の選び方
荷物の置き場や移動時のスムーズさを考えると、指定席の利用がおすすめです。
指定席ではあらかじめ座席を確保できるため、荷物置き場の近くの席を狙いやすくなります。
一方、自由席を選ぶ場合、混雑時には座席確保や荷物の収納場所の確保が難しくなる場合があるため、時間に余裕を持って乗車しましょう。自由席には「安い」というメリットがあり、特に平日ならよりお得にご利用いただけます。ビッグホリデーのパッケージツアーなら、平日自由席のお得なプランを多く用意しております。ぜひご検討ください。
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まとめ
新幹線でのスノーボードの持ち運びには、事前準備と移動時の工夫が必要です。
ポイントを押さえることで、快適な移動を実現できるだけでなく、ほかの乗客への配慮にもつながります。
スムーズな旅を楽しむために、準備をしっかりと整えましょう。